共済は台風や雪の被害の場合、支払いは見舞金のみで少額であるという情報がよくネットに流れています。
特に某知恵では共済を目の敵にするように批判をする方がいらっしゃいます（笑）
先に結果をお話ししますと、「火災共済で風水害（風災）の場合、見舞金のみしか出ない」という情報は嘘です。
今回はなぜそのような情報が流れてしまっているのか解説したいと思います。
火災共済は本当に見舞金の支払いじゃないのか？
共済には様々な種類があり、「ＪＡ共済」「こくみん共済coop（全労済）」「都道府県民共済」をはじめ、様々な共済があります。
その中でも例えば「こくみん共済coop（全労済）」は火災共済と自然災害共済の2種類があり、火災共済のみの加入である場合は見舞金のみの支払いとなりますが、自然災害共済に加入すれば、口数に応じた支払いとなり、新価で一定の補償を得ることができます。
火災共済が見舞金のみの支払いと言われる原因
では、なぜ火災共済が台風（風水害、風災）の場合、見舞金しか出ないといわれているのでしょうか。
例えば「都道府県民共済」は台風（風水害、風災）被害の場合、確かに見舞金のみの支払いになります。金額はランクで分けられており、基本的には全額支払いはありません。
共済によっては見舞金制度しかない火災共済もあるため、誤って理解しされた方が、本当であるかのように情報流れてしまっているのです。
そもそも共済とは？
「共済」という言葉は聞いたことはあるけど、内容はよくわからない方は多いと思います。
「共済」とは、「互いに助け合う」、「お互いにお金を出し合って何かをする」といった意味を持つ言葉でもあります。
そのため、非営利目的の生活協同組合で、組合員がお互い助け合い生きていくためにお金を出し合うというイメージが正しいです。
ただ現在は主に、例えばＪＡ共済は農業従事者が、こくみん共済coop（全労済）は労働者が集いお金を出し合った保険が「共済」といいます。
共済と保険の比較は別記事でまとめたため、是非ご一読ください。
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