現役FPで元損保社員のキューピーです。必ず火災保険に加入する場合は比較をし、お家に合った保険を見つけましょう。
はじめに:「災害大国」日本で火災保険を気にしないのはおかしい!
突然ですが、日本は今災害がとんでもなく増えています。最近だと東日本大震災や熊本地震、台風は毎年風速が強まり「過去最大級の台風」とニュースで流れて、川も昔に比べて直ぐに氾濫するようになりました。
これは国土技術研究センターのデータでも明らかで、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こり、全世界の災害で受けた被害金額の11.9%が日本の被害金額となっています。
そう、日本は世界でも有数の災害大国なのです。
ですがあまり火災保険や地震保険を気にする人は少ないです。ただこれは当たり前で、「保険」というジャンルが分かり辛いし、契約証券は読みにくいし、理解する気が失せてしまいますよね。
日本一わかりやすい「火災保険のココをみて!」
火災保険って一体どこを気にして契約するべきか。火災保険の知識がなく闇雲に選んでしまうのは、非常にまずいです。
今回は日本で1番わかりやすいように、簡単な言葉を選んでポイントは4つに絞りました。
①必要な補償は?その地域の特性も加味して!
②保険料や掛金はいくら?できるだけ必要最低限で保険料を抑えめに!
③選びたい保険の特徴やメリット、デメリットを掴め!
④支払い状況は?ネットの情報に騙されない!
ポイント①:まずは必要な補償を検討する
さて、ではまずご自宅で必要な補償と考えたときに何が思い浮かびますか?
やっぱり「火事」が一番怖いかな。いきなり自宅がなくなると思うと恐怖を感じる。
私は「台風」かな。毎回台風が来るたびに屋根や外壁が飛ばないか心配になる。
みなさん色々と思い浮かぶと思いますが、一つ参考にして欲しいのが「地域の特性」です。
例えば海の近くにお住まいの方は「津波」の補償を、川の近くであれば川が氾濫したときを想定して「水災(床上浸水)」の補償を、家が密接な住宅街にお住まいであれば類焼を想定して「火災」の補償をといった具合で、どこに住んでいても様々な危険性がありますが、その地域で起こり得る災害の危険値は地域ごとに違いますよね。
まずは必要だと感じる補償を書き出してみましょう。
自分が住んでいる地域が起こり得る災害を考え、書き出してみましょう。
ポイント②:続いて保険料(掛金)はいくらなのか?
やっぱり一番気になるのが、月々の保険料ですよね。
これは皆さん気にされるところだと思います。家計に負担のないようにできるだけ抑えつつ、必要な保障は必要なだけ契約するべきですよね。
ただここのポイントだけでお話しすると、まずは必要な補償を付帯した場合、自分の家の場合だと一番安いのかだけを検討しましょう。
あとからその保険がいいか悪いか判断をすればいいので、この段階でそこまで検討する必要はありません。
そして注意して欲しいのは、保険料は各々の家により金額が違います。地域差や築年数、補償内容により保険料は変わっていくため、この保険が一番安いですと言うことが私たちでもできません。
必要な補償を付帯した場合、どの保険が一番安いのかだけをみていきましょう。
火災保険の保険料を比較するのは比較サイトを利用するべし
じゃあどのように保険料を比べればいいのでしょうか。火災保険を1つずつ回って見積もりを取って検討するのはあまりに非生産的です。
これは是非「火災保険の比較サイト」を利用するべきです。というよりはこれ以外、比較する方法が現状ありません。
おすすめの火災保険比較サイト
比較できる保険会社が多い方がもちろんいいですが、面談型やネット型など様々な形式があるため、自分で合ったサイトに登録し、比較してみましょう。
保険スクエアbang!(株式会社WebCrew)
火災保険の無料診断ならコチラから!
見積もりを行う保険代理店を1社に限定しているので、無駄な営業電話などはありません。利用された92%のお客様から満足したと回答されています。個人的に利用してみましたが、非常に満足度が高かったです。詳しくは下記記事でまとめています。
保険の窓口 インズウェブ
火災保険の比較はこちらから
インズウェブは最短3分間入力、最大16社で簡単に各社から見積もりを取得できます。細かい要望も記載が可能です
住宅本舗.com
あなたの家に最適な火災保険を無料診断!
日本で最初の自動車保険比較サイトとして、契約件数120万件を突破している比較サイトです。こちらも最大16社26商品を比較することができます。
ポイント③:保険の内容を比較しましょう
ここまででご自身の家の大体の保険料はわかりましたか?
ここからはそれぞれの保険の特徴やメリット、デメリットを検討していきましょう。
ここでは主に4つの保険を紹介します。火災保険は記事でまとめているため、是非調べたい火災保険を検索してみてください。
①最新の火災保険!ソニー損保「新ネット火災保険」
ソニー損保の「新ネット火災保険」は2020年のオリコン顧客満足度ランキングでは第一位を獲得しています。
補償を自由に設定できるフリープラン制度や地震上乗せ特約など他社でもなかなかやっていない、最新の火災保険の形を作っているといえます。
②ネームバリューで選ぶなら東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」
東京海上日動といえば、我々損害保険業界では老舗中の老舗で、売上高では、2020年現在日本の損害保険業界のトップとなる損害保険会社です。
ネームバリューや信用度は他社を圧倒できるほどの力があるため、THE火災保険を選びたい方におすすめします。
③割安の保険料で安心感をセコム損保「セコム安心マイホーム保険」
セコム損保のセコム安心マイホーム保険は価格ドットコムで2020年現在第一位の商品となっています。
セコム損保のセコム安心マイホーム保険は保険料が他社に比べても割安になっています。割引制度も他社より多いため、保険料を気にされる方におすすめです。
④今後に大注目の新星!楽天損保「ホームアシスト」
2018年1月に楽天損保となったため、あまり認知度は低いですが、人気はすでに高く価格ドットコムのランキングでは新星ながら2位という実力の火災保険です。
今後は楽天ポイントの付与が増加したり、改善がされていく可能性を秘めているため、これからが楽しみでもあり、特に楽天ユーザーにおすすめです。
ポイント④:保険金の支払い状況はどうなっているのか?
最後に保険金の支払い状況の確認をしましょう。
この点で注意して欲しいのが「ネットの情報」は騙されてはいけません。
火災鑑定士をやっている経験上、お金が関わると多くの人が人格が変わります。火災保険はリフォーム保険ではありません。ただ一部の方は勘違いをされており、劣化部分も支払われると思われています。
じゃあどうやって保険金の支払い状況を確認するのか。
これはそれぞれの保険会社のホームページを覗いてみてください。必ず保険金の支払い状況が記載されています。ただし保険金をたくさん払っているからいいわけではなく、契約数により支払額は変化するため、契約数と支払額を見比べながら検討してみてください。
保険会社のホームページで保険金の支払額と契約数を見比べながら、支払い状況を検討しましょう。
まとめ:自分に合った火災保険に出会うために
火災保険は知れば知るほど奥が深いです。そのため、なかなか決めきれず困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
1つアドバイスできるとすれば、保険料が安いには理由があるし、高いのも理由もあります。「なぜこの保険会社は安いのか?」を理解し納得された上で加入することをおすすめします。
これで日本で1番わかりやすい火災保険の選び方は以上となります。
ご自宅にピッタリの火災保険に出会えることを切に願っています。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。